職場と現場の暴力・ハラスメントをテーマに講師を務めました。

弊所/石﨑が、介護事業所Nさまにおいて、
一般職員さま向けの研修講師を務めました。

この事業所様は、
医療機関が母体であり、訪問看護、居宅支援、老人保健施設、有料老人ホームなど
幅広く事業展開をされています。

今回の研修テーマである
「職員間のハラスメント」「介護現場の暴力・ハラスメント」については
昨年度も研修を実施されており、
令和5年度は2回の研修計画を立てていらっしゃいます。

そこで、今年度第1回目の研修内容は、
ハラスメントの基本的な考え方をおさらいし、
ペアでの意見交換などを行っていく内容としました。
(次回は、事例に対するグループワークを予定)

人材確保が益々困難になる時代に
今いる職員を大切にできなければ、
継続的な医療・介護サービスの提供を維持できません。

また、医療・福祉の現場において生産性を語ることは
馴染まないかもしれませんが、
ハラスメントが発生する職場とない職場を比べれば、
どちらが業務に集中し、患者やご利用者にエネルギーを割けるかは
明らかではないでしょうか。

職場のハラスメントでは、
行為者(加害者)と被害者についてスポットが当たりがちですが、
職場全体(傍観者)の認識や、事案発生(それが疑われる場合も含む)の行動も重要です。

介護現場の暴力・ハラスメント対応においては、
利用者さんやご家族の権利は尊重されるのは当然として
職員さんも一人の人間として扱われる権利があるという認識をお持ち頂くこと
また、被害にあった場合、
通常の寄り添う対応とは異なる、断る・拒否するという対応(意思表示)をすること
も必要になります。

おひとりお一人が、共にいい仕事をするための環境づくりに向けて
本日の内容が、何か一つでもお役に立つ情報を提供できていれば幸いです。

 

※”オンライン”でも”リアル”でも。みなさんと作る事業所内研修やってます。
「こんなテーマで話して欲しい」
「一方的でなくワークショップを取り入れて欲しい」
ご要望をお聞かせください。