本日は、訪問看護ステーション協議会柳井支部さまからお声がけ頂き、弊所/石﨑が「訪問看護における暴力ハラスメントについての理解」をテーマに講師を務めました。
今回の弊所へお声がけ頂いたきっかけは、2024年11月に、柳井地区の居宅介護支援専門員さま向けの研修会だったようで、その際、石﨑が講師を務めており、参加者された方が、今度は訪問看護ステーション協議会柳井支部の研修企画につないでくださいました。
看護師、作業療法士など15名の参加者のみなさま、研修企画ご担当者様、支部役員のみなさまに御礼申し上げます。
訪問看護はご利用者宅で1対1で医療的ケアを行うことにより、暴力やハラスメント(一般的な業種ではカスハラと呼ばれる)に遭遇する可能性も高いと言われます。昨年も大阪市で痛ましい事件がありました。
しかしながら、研修においてショッキングな事件を直接的に取り上げることは、カスハラの認識を歪ませてしまうような気がします。事業所や職員さんとしては、ご利用者の言動の変化であったり、ハラスメントかどうか判断がつきづらい事案にこそ、注意を払う必要があるのではないでしょうか。
そういった意味では、事案発生時の対応だけでなく、事案がエスカレートする前の予防や対策を、組織的に取り組むことに意味があると考えています。
医療・福祉現場の経験があるわけでもない講師が、一方的なお話をするのもおこがましいため、今回も研修時間の約半分をグループワークに使いました。参加者の保有資格、在宅ケアの経験年数、各事業所内での立場、職業倫理の捉え方などからくる価値観の違いを見える化し、それがハラスメント事案の認識にどう影響を与えるのか、お話合いの機会としました。
カスハラは、事業所や職員でコントロールできないことも多いですが、お互いの認識の違いを共有し、正解がないカスハラ対応においても、受け身にならず組織的な対応を考えてみませんか。というお話でまとめました。
2026年10月のカスハラ予防措置の義務化に向けて、各事業所での取組みを進められるうえで、何かのきっかけとなれたなら、弊所としても大変うれしく思います。